俺は全てを破壊する！
ディケイド
そりゃないよ！としか言いようのない最終話でした。
まぁ、旅を経る事で得た仲間、って言うテーマ自体に文句があるわけではないのだけど、ぽっと出としか思えない話の流れが一番辛いんだよね。
とりあえずさ、事実を知って苦悩するそぶりだけは入れて欲しいんだよね、ワタルとアスムはさ。
あと剣崎の棒読み具合がまさにｵﾝﾄﾞｩﾙでした。
無茶しやがって・・・。
っつーかもう悪趣味な話だよねぇ。
「どんな旅にも無駄はないよ、どんな人生にも無駄がないのと同じようにね。」って言うおじいちゃんの台詞がすっかすかどころか、質量がマイナスになっている気もしなくもないんだよね。
それは、結局仲間を得た事が間違っていた、って話で終わらせたこの最終話に対する言い訳ですか米村さん？悪い方向で無駄ではないのだから、無駄な旅であったと提示されるほうがまだマシだよ。
冬の劇場版をどうするのか知らないけど、相当なものを送りつけてこないと誰も納得しないだろうね。
納得しないだろうけど、商業実績挙げた事は挙げたから良い仕事したって気分じゃないのかなぁＰは。
実績の殆どは昇さん（名字が漢字変換できないよ！）の遺産だけどなー。
ぶっちゃけガキだった頃合の俺ですら、話を投げていたＺガンダム*1大嫌いであった訳で、ましてや仮面ライダーはガンダムと違ってテーマに自由度があるから、落とし所は見つけられる筈なんだけど、これは子供番組として成立していいモンじゃないよ。
終わりそうに無い命題に知った風な口を叩く他ない、ただその知った風な口がどこまで誠実であるかを競うガンダムじゃなくて、ちゃんと子供心に訴える話には出来る筈だからさ。
俺がダイナ大好きなのは、あの作品があの頃合の情景に訴えてくるのと、バッドエンドって言い放つのは相応しくないくらい綺麗な話だからだし、ティガの最終話の情景を、特撮に関してはブランクがあったにも関わらず覚えていられたのも、あの締め方はちゃんと子供心に残っていたからだよ。
真面目にティガ見直すまでに１０年位要したもん、でも俺の中にあるウルトラマンティガは朽ち果てていなかったけれど、さて仮面ライダーディケイドはマジでどうなのよ？こんな話を覚えていたいって思う子供がいると思うの？
なんていうかね、こういう過去のヒーロー大集結みたいな話だと、どう考えてもメビウスがトップを爆走中です。
ディケイドも良い線いけるだろうな、って思ってた頃が俺にもありました、と。
追記をするともう文句しか出ないんだけど、そんだけありえない最終話だって事だよ。
そういやそこら中で言われている事って俺のＺガンダムに対する感想と殆どそっくりだね!
昔ほどガノタ嫌いは顕著ではなくなったけれど、でも俺は富野ガンダムが面白いとはやはり口が裂けても言わないのであった。
正直、頭痛のする演出を評価する舌って言うのを俺は持たないのである。
あとダブルオーはそんな投げっぱなしじゃないよ！最初の頃からテーマを放棄していた種と比べればね！
