シャッテン


都合都合で9人の平成仮面ライダー主人公にカメンライドする主人公、って事で良いのかなぁ?
具体的に言うと渡に取り付かれた剣崎。
周囲で言われているよりは魅力的なキャラに感じず。
無駄に暑苦しい割りにさぁ、「戦う」事に意欲を示せないって言うのはそらどうかと思うっつーか。
親友を話の最初に失った筈なのに、それを動機に影装しないのはどうにもこうにも。
最初からギザイアと一緒に一号二号の方が良かったと思うんだよね。
あと他のヒロイン粗末に扱いすぎ。


あー、自分がセリカ(エロ担当ヒロインではない)を良質な主人公として認識しているのは、
彼は最初から戦う人で、戦いの方向が見えなくても、それすらも戦うことで見出すって人じゃんよ。
考えてみたら殺伐としすぎだけど、それが嫌な方向に出ないのは、一直線で突っ走っている感覚があるからなのね。
何にも分からなくなってもやるべき事は分かっていて、そこで躊躇するって事はありえないからさ。
あと、基本的には平等な人だよね、元々多数の種族が混在している世界で確固たるヒーローと成りたいなら、それは必要な要素だ。
愛作は、一市民の感性を抜け出ないキャラ付けで、ヒーローとして成立させるってのはちょっと無理だわ。
大体一市民は根本的に戦闘に関われないんだから、そこで戦う人になる以上一市民としての感性はかなぐり捨てないとさ。
愛作の最大の欠点は、最後の土壇場でウソダドンドコドーンをやっちゃったことだべ。
あんなの、ヘタレで有名な士郎君ですら一蹴できる話だじぇ?
あのさー、クローン人間を生み出した研究者に怒るってぇならともかく、当のクローン人間を認めない奴が正義のヒーロー面するのは、それは単なる殺戮を正当化するためのシステムにしかなれねぇんだよ。
人間として認められないもの(=殺害しても同義的にも社会的にも文句を言われない存在)を規定しちまっている、って事なんだから。
クローン人間を黒人なりユダヤ人なりに代入すれば良い、愛作の考えはとどのつまりその程度、って事、吹っ切ったから良いけれど。