大決戦!超ウルトラ8兄弟 感想


という訳で、超ウルトラ8兄弟を見に行ってきました。
出来はあれでしたが、書くことが多いのはどういうわけか、やはり俺はウルトラマンを愛しているのです。
とりあえず結論だけ言うと、もう二度と八木は信用しない。
セブンエックスと同じ失敗をしている。
以下感想、クソ長いので超注意。


・ダイゴ@ウルトラマンティガ
主演との事ですが・・・、テレビ本編と比べても未熟さが目立つというかなんと言うか。
そもそも平成マンの長兄に当たるのがティガなので、他二人と比べて精神的に熟しているイメージがあったのですが。
夢を諦めた、現実に甘んじていた、って言うのは、一体誰に向けたメッセージか。
それは確かにウルトラの芸当ではあるが・・・、テレビシリーズでやったほうが良かったような。
お祭りに行ってみたら、いつの間にか説教されてた感じ。
しかし、実際ダイゴはいくつなんでしょうね?
どうもあの世界ではウルトラマンティガ(てか平成マン全般)は存在していないようなので、
俳優の実年齢はさておき、時間軸としては平成の最初の最初ではないか。
そしてラストシーン辺りで、こっちと合わせてきているのでは?
まぁ、初代の初回放送から見ていた、というのであれば、やっぱり30代から40代は堅いのだけれど。
ウルトラマンティガとしての活躍は・・・、微妙かなぁ、と。
いや勿論、俺はティガが出たとき、心の底で「ウルトラマン!」「ティガ!」「俺達の!」「ウルトラマンだ!」とか絶叫していた訳ですが。
この辺りの不満は、彼に限らず、ウルトラマンとしてのキャラ付けの甘さに起因する。
詳しくは後述。


・ハヤタ@ウルトラマン
ハヤタ隊員の名前まで出しておいて、その当人に対するアプローチがまるでないのはどうした訳か。
どちらかと言うと、ダイゴとレナを見守る父親的役職なのですが。
しかし、結局記憶を取り戻した訳ですが、それじゃあレナの父親≠ハヤタである事にどう折り合いつけるのかなー?とか思ったり。
ウルトラシリーズ全体の象徴としての「ウルトラマン」は兎も角、「初代ウルトラマン」というキャラ付けは、他の面子ともども甘すぎます。


・レナ
ヤナセ性で解釈していいのか?無理だろ。
一貫して苗字が出なかったのは、まぁそう言う事だろうなぁ。
あの年では幾らか無理のある描写ではあったかと・・・。
普通に結婚してりゃいいんじゃね・・・?
とりあえず今回の弊害その1だけど、豪華キャスト過ぎて役の位置付けが割を食いすぎ。
おかげでセブンエックス以上に消化しないといけない課題が増えてしまった。
尺はセブンエックスの4分の1も無いのに。


・ヒカリ
既にウルトラマンヒカリが登場しているこの時代その名前を出していいのか?
と疑問はさておき、ティガやダイナでしきりに口に出されていた、「光」という言葉が、今回全く何の重みもなくて困った。
グリッターバージョンは、8人のウルトラマンの「光」を合わせて生み出されるものだと思ってたばかりに。
ダイナで登場してきたヒカリちゃんとは、役者は別人と思われる。
だって、本当に同一人物なら俺とそう年が離れない計算になるもの。


・ミライ君@ウルトラマンメビウス
ミライ君は何度見ても癒されるなぁ、こんな癒し系ウルトラマンはなかなかいない。
てか、初代をハヤタ兄さんと呼んでいいのか?
内山まもる漫画のノリで古マン兄さんとか旧マン兄さんとか呼んだらさらに爆笑したのだが。
さておき、本来ハヤタと初代は別人なのだが・・・。
まぁ、タロウでは分離している筈なのにハヤタを名乗っている辺り、もう初代の地球での通名はハヤタで良いのかも知れんね。
それに最大の笑いどころはそんなんじゃなくて、後述。
8人の中で一際キャラは立っていたのですが、出番の少なさが響いて結局よく分からんキャラになってしまった。
最低限、アスカや我夢と会っても良かった筈。
ただゲスラパンドンとの戦いはなかなかの迫力。
これがメビウスだ!
・・・だからグリッターバージョンにならずにバーニングブレイブになってください。
GUYSのみんながいなければ無理なのか!?


・郷さん@帰ってきたウルトラマン
ていうかさ、郷さん。
新マン兄さんとか帰りマン兄さんとか呼ばれるのありなのか??????
いやこのシーンはマジで腹筋炸裂したな!笑い抑えるのに必死だったよ!
ミライ君マジ外道。
本来は故人であるアキに対して「守れなかった」とは、どう解釈すべきか。
そしてその台詞を聞き届けるのは、「君だけを守りたい」と叫んだ男であるべきだったような気がしないでも無い。
それが、人間だから。
ちなみに兄貴は白黒でした。


・アキ
ウルトラマン夕日に死す」の映像の流用と、同じシチュエーションを用意するとは何の皮肉か。
今回は目を覚ましてよかった。
・・・全編こんなノリだったらまた評価は違ったかもしれない。


モロボシ・ダンウルトラセブン
こちらもなぁ・・・。
そもそもパラレルワールドにおけるモロボシ・ダンって、ウルトラセブンの根幹を成す設定を無視している。
モロボシ・ダンはあくまでもウルトラセブンの仮の姿であって、パラレルワールドにおけるセブンは、やっぱりウルトラセブンだと思うんだよね。
付け加えると、他のダンディも正確にはウルトラマンではなく、あくまでウルトラマンの力を得た元人間な訳で。
この辺りは細かい指摘になるのでどうでも良かろうが、釈然としない。
それはさておき、セブンのアイスラッガー分裂に大爆笑。
恐らく製作側としては8人分の力の合わさった超必殺とか考えているようですが、既にウルトラマンマックスが通った道だ。
つまり、ウルトラマンマックスのポテンシャルはウルトラマン8人分に匹敵する、と。
この映画で一番得をしたの実はマックスじゃね?マックス最強伝説がまた1ページ・・・。


・北斗と南
そういや今回のダンディ4で最大の貧乏くじですよね?
ヒッポリト星人が出てきたにもかかわらずですよ。
てか、ウルトラ兄弟全般に言える事だけど、やっぱ彼らのテーマ曲は「ウルトラ6兄弟」だよなぁ。
HEROS!は、どちらかと言えば平成マンも含めた、全てのウルトラマンにテーマ曲に聞こえる訳で。
あと、今回の映画に合いそうな挿入歌である「ウルトラの奇跡」を使わないのも疑問しか出てこない。
今回、音響関係ではかなり失敗しています。


・アスカ@ウルトラマンダイナ
我夢ともども、ミライ君との面識が一切無く、会話も無い。
折角肩を並べて同じ場所で戦っているにもかかわらず、何のやり取りも無い。
そりゃ劇場版ダイナならティガは一切喋らなかった訳ですが、今回は人間体セットな訳で事情が違う。
この辺り「8人のウルトラマンが一斉に会する」爽快感がいまひとつ感じられない所以だよな。
ミライ君含め誰一人として、「ウルトラマンティガ」も「ウルトラマンダイナ」も「ウルトラマンガイア」も呼んでくれないもの。
変身シーンでそれぞれ一度きり。
フジコやアンヌが、かつて防衛チームに所属していた事を思い出す一方、
同じような状況に至っている筈の面子が、何故自分達のウルトラマンの名を呼ばないのか?
・・・やっぱ最終的に正体を知ってしまったからかなぁ、全員最後は人間時の名前で呼んでいたし。
ただ、メビウスが素晴らしかったのは、タロウ教官が降りてきたときやレオが変身した時にテッペイ君が「ウルトラマンタロウだ!」と絶叫した事であり、
やはり歴代の先輩方をそれぞれ兄さんと呼んだ事でありな訳で。
メビウスの客演が何故面白かったのか、を学んでいない。
つか根本的に、メビウスの良さをちっとも残してない。
さておき、テレビ本編での猪突猛進ぶりはどこへやら、なんかそこら辺にいるお兄さんみたいになってたのが・・・。
どっちかというと嫌味で卑屈な性格だけど、本来はダイゴ以上に無茶な事をするタイプだよね。
やっぱスーパーGUTSでないとキャラが生きないのか?
とはいえ、満塁押し出しのサヨナラ負け、自分ひとりで勝負をしようとした、等、テレビシリーズを想起させる描写が多々あり。
なんだかんだで一番主人公向けだったかもしれない。
アスカの場合、記憶を取り戻す=自分が何処とも知れ無い場所に飛び去って行った、あるいは死んだ、事を思い出すことにつながるわけで、
何にせよリョウへのフォローが必要なのですが、欠片も無く。
「帰ってくる」のくだりと、実際に帰ってきたことに関しては、まぁそう言う事ではあるけれど。
そしてダイナとしての活躍も、なんだかなぁ。
ダイナのタイプチェンジは制限付き*1だから仕方ないとしても、
制限の無いティガや、スプリームヴァージョンというパワーアップ形態のあるガイアのキャラが活きていない。
てか、やっぱアスカと絡ませて美味しいのは郷さんだよね、と。
何かを守れなかった男と、決して多数では無い何か「だけ」を守ろうとした男、キャラ付けも似ているし、とは散々言った事ですが。
余談だけど、ヘキサゴンで黒部さんと森次さんが登場した回があったわけですが、アスカにときめいた!
さりげなく兄さんと呼んでいるあたり、分かっているよなぁ。
今回の脚本よりよほど良く分かっている。


・リョウ
でもやっぱりこの二人は変わってないよね、と。
ヒビキ隊長含め、一番変わっていない組み合わせを見るとホッとします。


・ヒビキ隊長
てか、横浜が優勝しましたとか言うのは何の嫌味ですか。
そもそもそれ以前に、阪神王国に於いて「ハマ」とは横浜ベイスターズへの蔑称です。
野球ネタはやばいぜ!でもウルトラマンが始球式に来ると横浜は必ず勝つ訳で・・・。


・我夢@ウルトラマンガイア
アスカ以上に何のためにいるのか良く分からなくなっていたガイア。
SF薀蓄を垂れ流す事も無い。
何より酷いのが、ガイアで登場する怪獣がいない、と言う事。
影法師の正体が根源的破滅将来体なら素敵な事になったのではないかと思うのですが。
ぶっちゃけ3人ともやってる事は同じなので、誰か一人ベクトル変えるべきだったような気がする。
我夢なら、研究が完成しない、って事で、まだ夢を追い続けている描写が出来るのではないかと思うのですが。
てか結局、平成マン3人は「なんなのか」よく分からなかった。
平行宇宙に存在している自分自身なのか?でもガイアは我夢とイコールじゃなく、地球の意志でもあった訳だし、
エスプレンダーも我夢が自作した非常にレアなケースであることへの言及も無く。
今回は平成マンが平成マンたる所以が全然感じられず。
さっきも触れたけど、今回のガイアはグリッターモードになるのであり、スプリームヴァージョンは登場しません。
何故にー!?
ただ環境破壊云々のくだりは、やっぱガイアを意識したんだろうなぁ、とは思いますが。
赤い靴の少女の正体とか含めて、尻切れトンボぶりはセブンエックス以上です。


・藤宮@ウルトラマンアグル
チョイ役過ぎ。
せめて自分もまたウルトラマンであった、くらいの事は・・・、言ってほしかったなぁ。
青いウルトラマンである事は、メビウス(ヒカリ)にも通じるテーマな訳で。
てかマジの夫婦を持ってくるとかひでぇな。
ちなみに変身はしません、残念!
次のシリーズでコスモス・ヒカリ辺りと共演するか?


・玲子さん
でも敦子と違ってこの組み合わせはリアルでもスクリーンの中でも納得。
さりげに役名が藤宮玲子になっていて爆笑。
つか今回、結婚している奴ら多すぎだけど、テレビシリーズ本編で本当に結婚したウルトラはティガとマックスだけですよ。
まぁ諸般の事情があって叶わない人達が多かった訳ですが*2、ともあれ、平成マンもそこまでベタな恋愛物語じゃないよね、と。
個人的に我夢の嫁はキャサリンだと思うのだが、どうか。


リュウさん
なんか出るとか言われながら結局出なかったんだけど。
ミライ君がGUYSの服を着ていたなら、何かしらのコンタクトは取った訳ですが。


・シルバゴン&ゴルドラス
酷い扱いを受けているなぁ。
ウルトラマンの原点が怪獣映画であることを完全に忘れている。
確かにウルトラマンのキャラが確立されるにつれ、怪獣の立ち位置は割りと酷いものになっていきましたが、
それでも個性的な怪獣がいなかったかといえばそんな事も無い、バオーンやハネジローなどは相当覚えやすかろう。
宇宙人に広げれば、さらに個性的なキャラも出てくるわけで。
それに、ゴルドラスはティガのゼペリオン光線を防げるだけのバリアを持っており、
実際作中でも戦闘機相手にそれを活用していたのに、いざ肉弾戦となるとまるで使わない。
キングとかわけ分からん称号がつきこそすれ、やっぱウルトラ怪獣は2代目になると途端に劣化するようです。
これはウルトラ側の問題でもあるのですが、言葉で意思疎通をしている割に戦闘でそれを生かしていない。
ゴルドラスなんか、もしダイゴがティガとしての戦歴を把握しているなら、
ゴルドラスがバリアを張る事、そのバリアは角を折れば封じられると言う事を指摘できるし、
逆にシルバゴンなら、静止している物体は見えないという指摘に対し、ダイナはそうではない可能性を示せる訳で。*3
やり口が上手くないよねぇ、と。


ゲスラパンドン
思うに、ここでゴルドラスかシルバゴンを投入すべきだったと思うのだが。
この二匹は撃破に多少の工夫を要する、その指示をティガが出すというのは何ら不自然な事ではない。
シルバゴンの場合は・・・、むしろシルバゴンじゃなくシルドロン*4出すべきだね。
アスカがウルトラフォークをメビウスに伝授すれば、ダイナのキャラももっと活きた訳で。
その代わりガイアはますます空気になりますが!
ゲスラの代わりにゴルドラス、パンドンの代わりにシルドロン、ヒッポリト星人のお供はジェロニモン*5パンドンで良かろう。
それに平成三部作の怪獣をあのタイミングで戦わせ、ダイゴなりアスカなりが彼らの固有名詞を口にする事は、
ミライ自身が「彼らもウルトラマンではないか?」という疑問を持たせられる。
そしてメビウス復活の際にティガと会話するんですよ、ティガの映像をバックに流しながら。
「やはり貴方達も、ウルトラマンだったんですね。」
さておき、ゲスラパンドンメビウスが倒したと言う事は、結局一番活躍したのメビウスって事じゃねーか!


・ヒッポリト星人
メビウスとのやり取りも、エースとのやり取りもありません。
少しはザラブとかガッツとかナックルとか天麩羅の人たちを見習って下さい。
本当に2代目はマジ不憫―――あぁ、いや確かにテンペラー星人2代目も、ルーキーにボロ負けするという悲劇に見舞われたのですが。
本当はウルトラ六兄弟が総がかりで挑まないと勝てない強敵なんだ、ヒッポリトに至ってはそれに父が付く。


・ギガキマイラ
Uキラーザウルスと違い、すぐに圧倒されていた。
最後の最後まで往生際の悪い究極超獣を少しは見習って欲しいものだ。
やはりザラブが適当に誰か攫ってこなければダメか。
意味もなく強力怪光線で海を焼く、意味もなく宇宙空間に逃げる、等など実に頭のよろしく無い戦闘でした。
この辺り、技術は凄くてもセンスは無いのが丸見え。


・キリエル人(黒い影法師)
よく聞き取れなかったのですが、キリエルという言葉を発していたので、予想通りキリエル人では無いかと思うのですが・・・。
何にせよ、ヤプールの足元どころかつま先の細胞にも及ばない存在感、訳がわからなさ過ぎる。
いきなり出てきてご高説をのたまい、ウルトラ兄弟を苦戦させるでもなく突っ立ったまま光線乱射で殲滅された。
もちろん、宿敵と言って良いティガとも、メビウスたちとやり取りがあるでもなく。
特にメビウスの場合、かつてウルトラマンを全否定しようとした所業を知れば、何かしらリアクションが出るはずなのですが・・・。
何らフォローも無いまま終わってしまいました。
あえて言えば、ここで初めて「光」の言葉が出た事ですが、伏線らしい伏線が無いから困った。
せめてゴンドウ参謀辺りに、「それが、光か」、と言わせてくれればまだ通じたのに。
この辺りが本気で失敗したと思っているところなのですが、今回のウルトラマンは「ウルトラマンである」という意味が分からない。
兎に角敵役との絡みと言うか、因縁がさっぱり感じられなかった。
それどころか、歴代ウルトラマン同士の繋がりもほとんど無い。
M78絡みでちょこちょこあるくらいで、例えばメビウスが復活するとき、
メビウスが見た事も無いウルトラマンに対して、あれは何なのか?と尋ねてさえいない。
そこで初代が、ウルトラマンティガだ、といえば、ティガ49話との繋がりも感じられるし、
テレビ本編を見た事の無い子供達も、本来出会うはずの無いウルトラマン達が繋がった事を実感できる筈。
そうでなくとも、平成マンは単に「ウルトラマン」と呼ばれるだけの存在なんじゃなく、
明確に固有名詞を持った存在なのだと、ちっともアピール出来ていないのが。
赤い靴の少女辺りが平成マンたちの説明をしてもいいと思うんだよね。
それは、別の世界でもウルトラマンが闘っていた事を示し、ウルトラマンを何よりも誇りに思うメビウスにとって励ましになるわけで。
それが無理なら、劇場版メビウスよろしくのノリで、ダイゴたちが、かつて自分がウルトラマンであった事への感慨を語ってくれれば良い。
ともかく平成マンのキャラがおざなりすぎる。
要するにウルトラ経験のある豪華キャストで人間ドラマ組み立ててたけど、さっぱりウルトラマンやってねぇよ、って事。
そりゃ初代の頃は科特隊であり怪獣でありが主役だった訳ですが、それは元よりそういう作品として作られていたわけで、
これはもう既にウルトラマンが主体の作品である訳でしょう?
ウルトラマンを愛し愛されている筈の世界なのに、ウルトラマンの存在感がまるでないのだ、非常に困った。
実際問題、劇場版メビウスの流用が一番面白かった辺りがねぇ・・・。


・タロウ兄さん&ゾフィー兄さん
8人とか言ってたけど10人じゃないか!アグル含めたら11人!
ああ、今度こそ東隊員に出てきて欲しいものだ。


・ハネジロー
怪獣はいないとか言っておきながら、迷子珍獣はいいのか?
いやまぁ、可愛いから良しとしましょう。


・赤い靴の少女
伏線っていうか、謎をばら撒くだけばら撒いて撤退してしまった。
とりあえず、ウルトラマンノアの仮の姿という説を提唱してみたく。
・・・無理があるな。
ティガ最終話で、子供たちの「光」が集まって生まれたもの、とか。
フォローは何一つとしてない。


・戦闘シーン。
使用している技術は凄まじく、これが円谷の本気というなら、ハリウッドとも渡り合う事も不可能ではない。
が、CGに頼りすぎた為に、全体的に大味になっている。
セブンエックスのノリを思い出してもらえれば良い、大体あれくらいのレベル。
そして中身が至らなさ過ぎた為に、結局無駄に技術ばかりを投入した映画、という印象を捨て切れなかった。
この辺り、今年のポケモン映画にも通じるものがあり。
いや、真面目にデウス・エクス・マキナやってたギガス様には大爆笑。


・総評
兎も角、歴代ヒーロー夢の共演というシチュエーションに対する満足度がまるでないのがダメすぎる。
ウルトラの冠を抜くと、嘘くさい青春ドラマっスよこれ?
そこら辺、ガンダムじゃなくても力強かったGガンやガンダムXと同列には語れないね!
正直セブンエックスと監督が同じと言う事でものすごい不安を感じていたのですが、
なんか、的中してしまって非常に鬱だ。
恐らく次のテレビシリーズならばじっくりと平成マンの客演を描けると思うので、何とかしてくれ。

*1:でもテレビシリーズ本編では一度も言及されていない。

*2:でもガイアの場合は本気で恋愛感情が無かったと思われる、我夢に。

*3:アスカが遭遇したクローンシルバゴンは、静止している物体も見えていた。

*4:第5話「ウィニング・ショット」参照

*5:怪獣酋長ジェロニモン、「小さな英雄」は超有名エピソードなので今更説明する必要も無かろう。