今期はスレイヤーズひだまりスケッチが素敵に面白くて困る。


それはそうと、ジアビスがアニメ化するわけですが。
テイルズのアニメ化は、そもそも原作が原作なため必要が薄かったり、製作の難易度が高かったりで、
もっぱらOVA中心、地上波はエターニア以来だったりする。
俺の記憶が確かなら。
ただ、まぁ、正直ジアビスを見る気になれないのは、俺がジアビス嫌いだからなんだなぁ。
俺自身は、つまらない作品と思っても嫌いになることはあまりない。
創作の世界では出来の良し悪しが出来て当然だし、出来が悪いから存在自体許されぬというのなら、それは横暴であるだろう、と。
だからつまらない、って言うのは俺の中では本当にそれだけなんだけどさ。
何でジアビスが嫌いかって言うと、それは製作スタッフのインタビューが原因だったりする。
要約すると、引き篭もりニートを題材にして見ました、と。


・・・・・・・。


創作のネタというのはごろごろ転がっているし、テイルズというのは宿命的に差別やらの社会問題を、頻繁に取り扱ったシリーズではある。
たださぁ、俺は、引き篭もりとニートを同列扱いにする事自体がいただけない。
単に自分の怠惰の延長線上にしかないニートと引き篭もりを一緒くたにしているって言うのは、つまり。


「引き篭もり?変な奴ら!でも話のネタにすると面白そう!」


っつー極めていい加減な態度でしか無い訳だ。
いや、確かにネタにしたいだけなんだから、面白そうならなんでも良いんだけど、実際に言う引き篭もりと、彼らのご家族からすれば、その姿勢がどれだけ腹立たしいものなのか、容易に考え付けないものなのかね。
この脚本書いた人、そういうシナリオにすると指示した人が、じゃあ例えばエイズを取り扱ったらどうするのかしら?といえば分かりやすいかなぁ。
エイズは空気感染するとか、同じ風呂に浸かると移る病気なんだとか、そう言う事を書いて問題にならないわけが無い。
事実無根である上に、エイズ患者を不当な扱いに立たせるわけだから。
それと同質のことをジアビスはやっちまった訳で、なんか、健常者のエゴ丸出してムカつくんだよね。
そりゃてめぇには関係ない話だろうよ。
けど引き篭もりはニートみたいに気楽な話じゃないよ。
あの人は恐らく他人を馬鹿にする側だろうから永遠に分からないだろうけれど。
そりゃ、常識人で健常者で、仕事がきつかろうが壊れる事の無い強靭なお心をお持ちなんだから、そこまで愚鈍にはなれるのだろうけどさ。
「その人の立場になって考える」って言うのは、こういう人たちが常日頃から言っている「当たり前」の事なんじゃないの?
中盤からのルーク君の叩かれっぷりは、その「当たり前の事」が出来ない事へのカウンターな訳でしょ?
でもあんたらが一番「当たり前の事」が出来て無いんじゃないの?とか。
しかし何が困ったって、「皆出来て当たり前、だからあんたもやれ!」とか言っている奴らに限って人望があるとか人間性があるとか言う評価が下される事なんだよね。


テイルズの次回作は自閉症を扱えばいいと思うよ。
そして人権団体からフルボッコされてしまえ。