「俺はこういうつもりなんだ」が通るならなんだってアリになる件


http://ralf-halfmoon.jugem.jp/?day=20080705

この間自分も「アリスソフトの硬直化が気になる」というエントリを書きましたが、あそこで問題にしたのは“(フルプライスで)新しい作品を作れてない”ということであって、論点は1ヵ所に絞ったつもりです。


とりあえずralf氏に言いたいのは、貴方の「つもり」なんかいちいち受け取れねぇよ、って事ですね。
あのエントリの何が問題って、低価格作品とフルプライス作品を分別する論拠を何一つとして提示しない事だと思いますが。
あれで誤解受けないほうがおかしい。
(とりあえず俺は、LPとフルプライスは商業的な意味合いが違う、ってことである程度納得はした。
それでもGALZOOが新作扱いでハルカが新作扱いでない基準には疑問しか出なかったけどね。)
要するに「自分はこういうつもりで発言しました」と後になって口にするのは、言い訳以外の何者でも無いでしょ、と。
それが通るなら失言なんて幾らでも訂正し放題だし、謝罪をする必要すらなくなる。
別にralf氏に限った事ではないのだけれど、ネットの界隈ではこの言い訳を平然と通しているように思える。
まず最初に「分かるように」言うべき。
分かってくれないならそれは、氏が以前書いたブロガーの文章力の問題かと思いますし。


あとデータの見方の問題だけど。
起点を何処に置くかで受け取り方というのは大きく異なってくる。
同じ10万でも超大手コンシューマとエロゲ会社のそれでは意味合いが全く違うし、
グラフの推移だって何を論点とするかで、資料として使うべき範囲は異なる。
(「最近」売り上げが落ちている、という話題にしても、「最近」の定義により結論は異なるよ。)
実際葉っぱの売り上げリスト見てみても、フルアニで若干伸びたとは言え、東鳩2以外は順調に下降気味だ。
万単位は確かに他のメーカーからすればヒットではあるが、10万売れる作品を出せるメーカーにとっての3万をヒットと呼ぶべきなのだろうか?
もちろん氏が指摘している通り、コンシューマやグッズ販売まで勘定に含めれば話も違ってくる。
ただ、葉っぱのコンシューマ作は概ね続編or移植で完全新作は無いですよ?グッズも自作の関連商品だし。
その意味で「過去の遺産を食い潰している」って言うのは否定できないんで無いのん?
つか、ものすごく不明瞭な基準で新作を選り分けてた人が、
「続編以外でヒット作を作れていないのか」と言っておきながら、この発言をフェードアウトさせ、全体の売り上げにシフトするのはアンフェアですよ。
氏の意図は兎も角として俺にはそうとしか受け取れない。
せめて。

PC-NEWSのポイント数はほぼ売り上げ本数と同義なので、少なくともLeafは毎年8万本以上を売っていたという計算になるわけです。


このデータから、氏の定義する「新作」の分は引き抜くべきかと。
正直ralf氏はデータの扱いがすげぇ都合主義だと思う。