大決戦!超三角8姉妹、あらためセイクリッド・グラウンド総評。


・ぶっちゃけるが、異なる作品のクロスオーバーと言う価値が殆ど全く無いような気がせんでもない。
大番長を想像したら判りやすいと思うが、この作品、特定のユニットを同じ場所に配置する事で何かしらイベントが発生するかと言ったら、ないのである。
全てをエロシーンにつなげるのは難しいとしても、簡単な会話すらないのだから徹底している。
設定上洗脳されているのだから仕方ないのだが、リップ辺りはメッツァー様に協力する気満々なんだぞ・・・。
いつもの面々、もといスイートナイツ勢は別作品のヒロインをノリノリで襲うがしかし、そことメッツァー様による調教くらいであるとか。
それが全てと言われればそれまでなのだが、ともかく作品同士の乖離が激しいと言うか、終盤になると別作品のヒロインマジで空気。
もういつものように、ほぼスイートナイツだけで話が進む、内輪ネタです、おのれ。
見せ場と言えば、戦闘開始時の特殊台詞くらい。
・そしてそのメッツァー様であるが、今回晴れてロリコンの称号を得るに至った。
ただしこれは冤罪である、彼の正妻候補を見れば分かるがロリなんぞ一人もいない。
「俺はロリコンじゃねぇ」メッツァー様の中の人ノリノリだなぁ、演技力がかなりのもの。
・ただし順調にヘタレ化、と言うか身内が凶暴になってきたのか。
ティアとリップとココノにヤンデレの兆しが見えたりなんだりしているもんだから、メッツァー様の悪のカリスマとしての威厳が損なわれすぎている。
・ゲームバランス的には、実はシンフォニックナイツ無双であると思う。
シナリオ上はほぼ空気なのだが、リリーはレベルを二桁に上げれば、雑魚敵を一撃で仕留められるほどの攻撃力。
行動不能状態なら、相当固い相手であっても100以上与えると言う馬鹿げた破壊力。
シュガーは魔法攻撃がかなり強烈。
終盤リリーを十分育てていれば実はそれだけで勝てる気がせんでも無い。
よって、進め方としては少々危険になるが、最初に雨塚くんに喧嘩を吹っかけ、リリーを引き入れる。
その後は陣地を取られないよう調整しつつ、手勢を増やしていくべし。
地形に気をつければ、3勢力全てに攻撃を仕掛けても問題ない、また女神近衛団は自分からは攻撃してこないので無視しても可。
尚、スイートナイツの面々は正直力不足のような気が・・・。
・近作は最初から最後までマナ不足、収益を増やす施設が存在するが、コスト30に対し上昇量が2と言うチンケなもの。
元を取るためには15ターン必要になる訳だ。
尚、一部の調教に魔力を収集したとか言う記述があるが、その割にマナが増えていない気がする。
・序盤、もはや定説と言うべきか、隊長=弱いという認識は。
スイートルージュ一蹴、挙句仲間にすらなれず、ただの一般人になってしまう。
次回作以降、またクイーングロリアが力を与えたとかで復活するだろうが、その時はその時でやはりヘタレになるのだろう。
と言うかそれだと、いつもの面々に対し後輩扱いになるんじゃね?、年上の威厳すらない。
・スイートリップは実はノリノリ、もうちょっと歪んだ性格なら調教しなくてもメッツァー様に従属しそう。
ある意味、ココノに一番近い立ち位置ではある。
・そのココノさんは今回嫉妬したり嫉妬したり嫉妬したりと大忙し。
他のヒロインがかすんで見えてしまうのは、ココノ・リップ・ティアの三つ巴のせいだと思う。
・尚、クイーングロリアもクイーングロリアで洗脳をやりやがりました。
どうやら、悪の秘密結社対悪の王国の構図になったようです。
・シンフォニックナイツ、なんだかんだでメッツァー様に似ている雨塚くん。
真面目にリリーの心配をしており、本名で呼ばれることを嫌うなど、実にヘタレ。
直接攻撃を仕掛けてくるが、ある程度レベルが上がれば無視できるようになる、スキルまでヘタレ。
・エンジェルレナ、ディネロは最後まで変態でした。
スキルはなかなかいやらしく、明鏡止水の極意必須、ただしリリーを相手にすると不利になる可能性が高い。
こんなのに惹かれているエンジェルレナの気心が知れぬ。
・エリクシルナイツ、体験版すらしていないのでなんとも言えず。
シルヴァのスキルは、片方はそれほど痛手ではないのだが、もう片方はかなりきつい。
あ!、そうそう、エリクシルナイツとエンジェルレナを闘わせると、エンジェルレナの本気モードを封印する効力があるようだ。
平成マンと平成マンの絡み(違う)はここくらいしかないので必見。
・雨塚くんとディネロは、実際なんだかんだでヒロインを大切にしている。
そんなだからみんなストックホルム症候群を引き起こすんだよ。
・主題歌は秀逸、久々にラスボス戦で流れて良かったと思える曲であった。


総評


延期してもいいから、もう少しボリュームが欲しかった。
3Pの類は数えるほどしかありません、実に残念だ。