というか規制推進派は性に関する職業をどう考えているのよ


俺は、自分の意志でAV女優になりたいと思う人、自分の意志でエロゲ原画家になりたいと思う人はいると思う。
男性に交わる事に喜びを見いだす人だっているだろう。
俺は水商売だろうが何だろうが、自分の意志でなったならそれを最大限尊重するべきだと思う。
性に関する職業を、劣ったもの、後ろめたいものとみなすのは、それこそが性的搾取では無いのか。
自分の子供が、エロゲ原画家になりたいといったら、エロゲ声優になりたいと言ったらどうする。
男性と交わる事に喜びを見いだし、AV女優を志したらどうするんだ。
これを後ろめたいもの、恥ずかしいものと罵るのも。
劣った意識を持った哀れな生き物と嘆き悲しむのも。
いずれにせよ重大な人権侵害だぞ、個人の意志決定を完全に無視している。
社会問題として性風俗が蔓延る事はある、だけどそれにしたって、法律で解決する事ができない、してはならない。
何故なら、そのような事態とは、風俗業でしか生きる糧が得られないからだ。
強引に法で縛る事は、彼女達を殺す事にも繋がる。
仮にポルノが強制されるものとして存在していたとしても、それは社会が長い時間をかけて変えなければならない。
法律に頼るのは無効どころか逆効果だ。


もちろん、本来児ポ法的な考えに基づき、俺自身は児童の性的搾取は容認してはならないと考える。
これはエロゲがどうたらの話じゃない、児童の親が、自分の懐のために実子を売り払う可能性があるから、容認してはいけないと言っているのだ。*1
児童ポルノとエロゲは本来別次元の問題だ、ロリエロだろうが関係ない。
実際の児童への性的搾取がいかに恐ろしいか、規制推進派は全く分かっていない。
アレは、規制推進派が、まさにロリコンに対して口々に嘯いている「倫理的」「社会通念上」と言うワードが、そのまま壁となるものだぞ。
性的搾取を受ける児童は親に対し抵抗しなければならない。
だが実の親(仮の親でも)に抵抗する事は反倫理的だ、そんな子供こそが「間違っている」。
性的搾取を受ける児童が誤った存在、間違った存在とみなされるんだ。
児童は自身が受けた事実を、周囲に伝えなければならない、だが「社会通念上」そんな事はありえないと一蹴される。
だから、強力な権限を持つ法律が必要なのだ、児ポ法は社会の倫理や公序良俗を守るためのものじゃない。
逆だ、日本の常識的倫理的社会通念上の価値観に対抗するためのものだ
泣き叫んで助けを請うても、誰も助けてくれない子供達のために存在しているんだ。
良いか、児童ポルノ禁止法とは、この日本の倫理的価値観、社会通念上と言う言い訳、常識という名の偽善で踏み躙られる子供たちを守らなければならないモノなんだ。
エロゲを生み出した土壌としての日本じゃない、ロリエロ万歳なオタクの聖地としての日本じゃない。
儒教的価値観を積み重ねてきた日本に対するカウンターだ、
処女崇拝や純潔崇拝を正当化するための言い訳じゃない、ロリコン撲滅のための法律じゃないんだよ。
そこを無視してよくもまぁ倫理的などと言えるものだ。
その倫理で踏み躙られている子供たちこそが、児童ポルノの本当の被害者なのだ。

*1:ぶっちゃけ、それなら最初から産むなよ、と。