高く羽ばたけ、何度でも起き上がれ

今回の整理。
もし、昔のオタクが作家性や個性を高く評価していたというのなら。
当然我らが機動武闘伝Gガンダムに対し、「ガンダムではない」とある種の割り切りをしていても、批判なんてせず高く評価しているのだろう?
何事に於いても「〜である必要性がない」「〜じゃなくていい」「〜とは認めない」という詭弁は垂れ流してないよね?
今川泰宏監督の作家性が極限まで引き出された作風。
あれで見分けられなかったら絶対に盲目と言い切れる奇妙奇天烈なガンダム郡をまさか没個性と言って嘲ってはおるまい。
(ちなみに最先端のオタクであろう自分はその奇妙奇天烈さすらも買っているのだが!)
もしそうなら侮蔑でもなんでもなく、ただ純粋に生物学的な見地から興味が沸いてくる。
別にGガン叩いているの、昔のオタクに限った話じゃないんだけどさ。
どっちかと言うと若い奴らの方が嫌がっているように思えるし、ファーストからの世代は肯定的に見る向きも多いのだが。
そもそもGガンをガンダムであろうが無かろうが肯定しようとする向き自体が一般的じゃないのでなんとも。
良くて50:50、悪けりゃそれ以下だ。
昔のオタク、がどういう定義に当てはまるかは知らないが、ファーストガンダム直撃世代がGガンの素晴らしき世界をして高い評価を下していると言う向きは、どれだけひいき目に見ても一般的じゃねぇ。
と言うか本当に個性を評価してくれてるなら、ガンダムじゃねぇと抜かしている奴らを説教してくれよ!、マジで切実な話。
エロゲの没個性をあーだこーだという前にさ、むしろそっちの方が俺にとっては重要だし、Gガンを尊重するほうが先なんじゃね?
要するに昔のオタクだって自分の欲望に従って良い悪いを決めていたんだろうに。
その基準が、今と昔で劇的に変化しているとは思えない。
あとまぁファーストが出てからリアルロボットブームが来たりしているので、している事は実際そんな変わらない、オタの話だけに限定しても。
もし葉ビジュアルノベル三部作や鍵三部作が評価されなかったら今の流れは無かっただろうし。
痕に対する月姫東鳩に対するマブラヴ、ONEに対するけよりなガンダムに対するダグラムボトムズレイズナーマクロス、全く変わっちゃいない。
ガンダムダグラムボトムズレイズナーマクロスの「絵柄」の違いも、俺からすればべっかんこう先生と西又先生程度の違いも無いように思えるし。
そんな昔から色めき立つ個性が溢れかえっていた訳じゃないと思われる。