魔法少女リリカルなのはStrikerS


フェイト「私は信じる、人間は自分の意志で光になれると!」


そんな事は仰っていませんけどね。
冒頭におけるレジアス中将が主張していた、本局の動きの悪さがもう形となって現れているよね。
クロノ君は何をしていますか、あとはやてさん、アンタこのままだと本格的に我らがゾフィー兄さんの後継者扱いだぜ?
中将の考え自体は、六課を立ち上げたはやてと同様で、あくまでも市民の平和を願ったものだったのだが、
過度に実力を要求したから段階的に狂ってしまった、というのははやて自身に与えられるべきアンチテーゼなんだろうが、肝心のはやてさんがお空の上で突っ立っているだけなので、この対比関係はまったくの無意味。
あとトーレが、殴ったり吹っ飛ばしたりで生死自体は明確にしていないナンバーズの中で、血液塗れになって倒れるという分かりやすい死に方をしていました。
と言うかこの人は一体なんだったんでしょうか、ナンバーズの一人(特にティアの相手している連中)を一人回しても全く問題が無い気がした。
ついでにレジアスのオッサンも死亡。
さて本題のスターズについてですが。
とにかく、キャロにせよエリオにせよ、説得がずれているんだよなぁ。
対話を要求しつつ実力行使を怠らない、実に高町式の説得方法はもちろん通じず、壮絶に乱れている作画もあってこのシーンは兎も角いただけないばかりであった。
特に白天王(で字は合っているのか?)とヴォルテールの、さながら怪獣映画のような夢の対決が酷くて酷くて・・・。
ともあれ、ルーテシアを適度に片付けつつ、フェイトさんは捕縛状態のままスカ博士の説教を受ける。
これもこじつけが多くて正直困る、というか昔終わった筈の話をいちいち蒸し返しすぎだ。
そして間抜けにも、エリオとキャロに通信繋げたばっかりに反論と激励の機会を与えてしまい、フェイトさんは復活。
恐らく最終回かその手前で使うだろうと思われた挿入歌「Pray」を投下し、シチュエーション的にベタでいまいち演出も盛り上がらないままフェイトさんはウルトラマンばりの復活を遂げたのであった。
・・・子供に応援されて強くなるのはウルトラマンの特殊能力の一つなんだぜ?
そして衝撃の事実、実はナンバーズは全員スカ博士の子供を身ごもっていたのであった!
きめぇ、実にきめぇ、腹をさする所とかまじできめぇ、アンリミテッド・デザイア(無限の欲望)の意味は無限の性欲を暗示しており、スカ博士は伊藤誠のクローンだったんだ!、とか。
まぁんなことはさておき、ティアも、OPで散々スバルとの対決フラグを張っていたはずのドゥーエをヴァイスの兄貴のアシストを受けつつ下し、ついにナンバーズはたった一人になりました。
いやまぁ、クワトロもといクアットロさんな訳ですが。
無駄にメガネと髪飾りをパージし、見た目からして鬱陶しいメガネ女から一転して悪の女王に進化し、ラスボスフラグを立てたのであった。
どうも、他のナンバーズとは別の方向性に進化したっぽいね、彼女は彼女なりに目的がありそうだ。