ウォン首相!、これは一体どういう事です!

 つーわけでヴァルプロ2やり終えました。
感想は、とりあえず結論から先に言うならつまらね。
具体的な部分はネタバレ前回なのでご容赦を。
さて、まず3Dの出来が悪すぎたねー、とにもかくにも動かそうとしているお陰で挙動が不自然になってたりして。
まあそれはPS2の限界だとも言えるので深くは追求しないとして、戦闘システムが駄目駄目。
3Dのおかげで少しでも位置にずれがあると障害物に引っかかったりして戦略乱れるし、NPCが勝手に動いて敵の攻撃範囲に入るとそれでも攻撃を受けてしまうし、とにもかくにも面倒くさいと言う印象しかない。
曲も前作比べ劣化が激しいし。
通常ボスの曲とかは割りと好きなんだけどね。
まぁそれでもシナリオがよければと思うのだけど、一番悪いのがシナリオだったり。
前日述べたとおり、北欧神話を題材にしているくせに北欧神話っぽさを出せていない事は個人的なこだわりとしておいておくにしても、
シナリオそのものが平坦で質素で地味であり、それでもオーディンを倒すところまでは良かったのだけど「前作の」レナスを出した時点で駄目になったな。
例えばフレイは未来からやって来たレナスの事を知っていたとは思えないからてっきり現在のレナスをよこすのだと思ってたら最後まで出てこない等回収されていない伏線が多い。
メルティーナやラウリィはどこにいたのだろうね?、前作では確かにディパンにいたはずなのだけど。
次に、恐らく話の中核はアリーシャだと思うのだけどアリーシャの心の変化がチャプター4から急に変化しだしてついて行けなかった。
ルーファスの態度の変化もいきなり変わりすぎてなんだかなーと。
大体にしてタイトルにシルメリアと付けているくせにシルメリアが主要メンバーの中で一番の空気とはどういうことかと。
実はヴァルキリープロファイルの続編じゃなく機動戦士ガンダム種運命の続編じゃねぇかと疑ったり。
だってさー、レザードと対峙した時に一番気張ってるのレナスで、二番目に気張ったのアリーシャで、シルメリアは殆ど見ているだけなんだぜ?
アーリィはアーリィで変化が見られたにしろ、シルメリアは主役ではないと思うのだ。
ラストも淡白すぎてつまらなかった、というか規模が小さすぎてなんだかなーと。
プレイ時間は40時間程度だけど、内訳はゲームバランスの悪さにてこずらされた為で、アルトネリコ並みに敵が紙切れなら半分以下で済んだと思う。
ちなみにアルトネリコのプレイ時間は24時間程度です。
エインフェリア達も最後まで空気だし、大体クラスごとに性別も統一されているのはどういう了見かと。
魔女っ子を出せ、魔女っ子を!
はっきり言ってこれがコンシューマーのレベルだと言うのならエロゲーの平均値とどっこいどっこいですよ、もしくはそれ以下。
それでも唯一褒められる点があるとすれば、レザードの変態ぶりは前作を遥かに超えていたのでそれは良かった。
もう子安以外に適任いねぇ。
そして最後に、クリア後にサウンドモードがあるのだと思ってたらハードモードが追加されるだけでアフターサービスが悪すぎ。
しかもそのハードモード、クリア後にニューゲームを選ばずに電源を切るとまたラストからやり直しになるしね。
もしかしたら前作みたくAエンディングやBエンディングがあるのかもしれないけど、今のところ再プレイする気にはなれないな。
真面目な話、魂までGガンに染まっている人間としては前作との対比で貶めたくはないのだけど、あらゆる点で駄目だった。
前作がどれほど面白かったかとか関係なく、単品でどうしようもなくつまらないのだから仕方がない。
さて、聖剣4が駄目ならばもう二度とスクウェア・エニックス系列の作品は買わない事にしよう。