超電磁砲


話のネタは悪くないと思うのだけど、今更に黒子が御坂にああゆう態度を取るのが不自然かも。
自分が超電磁砲に求めたのは、ダブルみたいなわかってなさそうなものではなく、正しい「最高のパートナー」の話なんだけどさ。
動かし方が無駄に可愛いから良かったけれど、出来栄えには納得いかない部分があるかも。
なんか脚本の人が話の流れを良く分かっていないみたいな感じ。
原作の時系列をある程度シャッフルしているみたいだから、これはシリーズ構成のミスかな。



しかしキャラ付けが二転三転というか色んな意味で飛んでいるなぁ。
まぁ今までどこかしら胸糞悪い話が連続していたから、見方がはっきりしているだけ気持ち楽だけど。
んで、霧彦さんはやっぱ平成ライダーの真髄は主人公でなく、橘さんに代表されるネタキャラだと分かっているから何なのか、狙ってやっているとしたらそれはそれで凄いと思うけれど、この扱いの酷さは涙無しでは語れない。
鳴海ちゃん(名前が一発変換できないからこれで通すね!)がうざいのは、まぁ分からなくも無いんだけど、そのうざさって基本的に翔太郎と組んでいる時に発揮されているもので、原則として正義感の強い、良い意味で「良い子」だからね。
欺瞞を怖れて何も救わずにいるよりは、例え欺瞞であっても何かを救うほうがヒーローだと思うよ。最初から守られているものを守るのは、何も守らないでいると言い張るのと同じだ。動いても動かなくても何も変わらないんだから。
夏みかんと比較してどうかって話はともかく、見ていてストレスのかかるタイプじゃないのは安心かな。そそっかしさが心臓に悪いけど、これはドラマの必要事項だからマイナスではない。
翔太郎もキャラ付けは嫌いじゃないんだよ、甘ったれた半熟だけどその甘さが魅力的というか。
ただゴキドーパントの回から言っても、話の方針を決めているチームに倫理観が備わっているとは解釈していないので、このキャラをちゃんと活かす脚本は稀になるだろうな、と思ってます。


それはそうと映画の宣伝お疲れ!夏みかんがキバーラに変身しましたよ!これで女性ライダーは通算何人目だ?
脚本は米ちゃんだから整合性もテーマ性も期待してないけど、せめて後味の良い終わり方だけは要求させてくれ。