School Days 12話「スクールデイズ」


これは、永久不滅の言葉様神話である。


ありとあらゆる展開が吹っ飛びすぎていて終始大爆笑。
まず世界の、実際は言葉様から寝取っただけと言う事実を忘れた逆切れが理不尽でならねーし、
その後の刹那をカードにした論破なり誠を刺殺したり言葉様に包丁向けようとしたりとこいつも頭イカれてるなー。
自分のしてきた事に良心の呵責など覚えず、都合の良い事しか頭に残さない辺り、普通に悪役が出来る精神構造の持ち主だ。
しっかしその世界相手に下ろす事を勧める誠も、病院を手配する言葉様もすげー腹黒い訳だが!
つかあの展開から察するに病院云々を言い出したのは言葉様だよね?、あのお方はまさか想像妊娠を初期から見抜いていたと言うのか?
いや、「世界が誠の子供を生めるわけがない」という妄想だったけど、いざ実際蓋を開けてみれば本当だったと言うオチだと思うんだが。
誠の死に間際の演技は上手いなー、死に至る人間の恐怖や苦痛を良く描いていたけれど、掴む所はしっかり掴むのが誠クオリティ。
そして主人公の死に対して、悲哀ではなく歓喜を呼び起こすと言うのもやはり誠クオリティ。
流されやすい発言も、散々言葉様を面倒くさがり「近寄るな」と(本心ではない可能性があったとしても)のたまった事も、全て自分が背負わなければならない責任なんだが、それすらもさっぱり忘れて言葉様と付き合いだすし「言葉しか見ない」がどれだけ説得力を伴わないかは、此処まで見ていれば誰だって分かる。
というか言葉様は誠とベッドイン出来たのでしょうか、一夜明かした形跡があるし、誠がやらない訳がないんだが。
そして言葉様、本当すまん、俺はどうやら言葉様の底力を侮っていたようだ。
世界に押しかけられてビンタをされ、通常なら恐怖の一つでも覚えそうな所を、ただ冷ややかに反論し、「寛容ですから」と嘯き誠とディープキスをする、ストーリー序盤のおどおどした姿からは想像も付かない強靭な精神力と腹黒さを見せ付けてくれました!
そして誠の死体を首だけ切断し、世界に子供がいるかどうか確かめると言いつつ殺意全開で立ち向かい、反撃しようとする世界をあっけなくあしらい頚動脈切断、その後腹を引き裂いて中身を確認するシーンとか真っ当な思考回路の持ち主じゃ書かない脚本だよ!
首相風に言わせて貰うと「狂ってる、狂ってるぞ!」なんだが、それでも、まぁ、俺も生首程度ならいつかはやりたいしー。
そしてNice Boat.で終わる永遠の二人旅、とりあえず心ちゃんが心配だからちゃんと帰って来てくれよ、言葉様!?
ありとあらゆる伝説を作り続けたアニメの結末に相応しい、放送倫理をぶっちぎりで無視した伝説的結末は本当末永く語られるべきだな。
確かにこれは地上波は無理だ。



追記・しかし俺にとってのスクイズは、グロとかそんなじゃなく、悔しい、と言うのが一番にある。
なんだかなー・・・、この上を目指してみたいなー、いつの日か生首晒したところでこれじゃ永遠に二番煎じだけど、
俺が狂気を愛するのはスクイズとかしゃっほー以前よりの悪癖なんだし、
どれだけ狂った作品が今後誕生したとしても、自分にとっては見本であれ原体験になり得ないんだよ。
あくまでも自分が原点という考えで突き抜けたいな、これ以上の狂気、難しいが方向性に囚われなければ大丈夫、か?