すれ違う夜ばかり、寂しくはないか?

言葉様について。
考えれば考えるほど俺は言葉様を擁護出来なくなって来た気がする。
世界の立ち位置は亜沙先輩や莉子と同じなのだけど、している事のレベル、えげつなさは世界の方が圧倒的に低い。
結局世界は、誠の言葉に対する考え方の変化に付け入っただけなんだけど、そりゃ言葉様の言動見ていればあれで引かない方がおかしい。
具体的に行為に及ぶまで拒否できていた分世界は我慢出来ていた方ではないか。
恋愛を、一つの勝負としてみるなら世界のやり方は正攻法そのものだ。
脇の甘さを露呈したのは言葉様だし誠への理解の無さを示したのも言葉様だし単に自分の価値観を押し付けているだけでしかない事に気づかなかったのも言葉様だ。
そこに明確に誠への理解(セックスさせてくれる)を示した世界は賢いだけだ、としか。
エロゲを長い間していると感覚が麻痺するのだが、そもそも恋愛沙汰はこれくらいの事は普通のような気もする。
亜沙先輩が悪質だったのは楓様に対する言動と言うか、むしろあそこまでやっておいて稟を追い詰める行為をしでかしたからだし。
楓様の行動原理を知りながら一言も断りを入れなかった事は問題があるのだが、受け手に廻り続けていてぶち切れる楓様は何を今更、と言う気がしないでもない。
ただ楓様の行動原理は矛盾と破綻が多いから、シアとネリネは兎も角地雷がある事を認識していた亜沙先輩はそこを考えて動くべきだった、罪は楓様の感情を完璧に無視し続けた稟ちゃんに向けられるべきだ。
その点に関して霧乃が偉いのは、少なくとも攻勢には出ていたと言う事なんだよなぁ。
ただ霧乃が可哀想なのは自分の一挙手一投足その全てを莉子に利用されていたってだけで。
している事が一番卑劣でえげつないのは莉子じゃねぇか?、相手の手札をことごとく塞いだ挙句カウンターで予定調和の逆転勝利、しかも禁じ手を使っていたことを伝えていないのだもの、霧乃の問い詰めはいちいち正しすぎる。
結局スクイズが気持ち悪いのは、登場人物が人間ではなく人間ではない何か、としか思えない点にある。
生きている人間の狂気ではなくて、そんな殊勝なものじゃない、機械的な何か、としか思えない。
全体的に性質はよっぴーに似通っている、行動にいちいち裏付けが取れていない、性欲に忠実な誠はむしろまともじゃね?
狂っているのは全体で、最初からこの話は血の雨を降らさないと解決できなかった、その為に作られた機械の群れがスクイズの登場人物じゃないか?
けど気に食わない、狂気の演出手法として、人間と言う土台がなければ許さない俺は客観的に優れていてもスクイズだけは受け付けられそうにない。
なんつーかもう、俺としては言葉様もよっぴーも「タロウ兄さんは許したそうだが、俺は許さん!」のであった。
全く、ヤンデレ界隈は全体的に生ぬるいのでいつか最高に狂った話でも作るかね。
ヤンデレ大全に戯画キモウト三人衆(すず、憐、未亜)がちっとも話題に上らなくて不満だ。
黒幼馴染の一角であるみなもは兎も角どうして俺のキモウトであるところのつばさが話題に上らないのか、全力で問い詰めたい。
あ、レオ愛しているよ!、つよきすじゃなくてゲンさんね!



あと、この手合いの話をしだすたびに君が望む永遠、もとい君の中の永遠を使う俺も大概だよなぁ。
誰か君の中の永遠でスクイズかしゃっほーのMAD作ってくれないかなぁ、最高にミスマッチな曲に爆笑する事は間違いないんだが。
・・・いや、ある意味マッチしているのか?