何の因果かD.C.2をプレイしてしまった。


現在小恋、ななか、杏ルート完了、美夏はハナからやる気なし、朝倉姉妹もテンション低下中。
それで簡単な感想だけど。
とりあえずテンポの悪さはどうにかならんか。
シナリオの力不足やらPC−9800クラスのエロゲを連想させる表現手法やらもそうだが、
兎に角ワンクリックにかかる不快感が尋常ではなく、それが積み重なるものだからついついctrlキーを連打してしまう。
直前にはぴねす!、直後にはぴりらをプレイすると尚更そう思う、立ち絵のバリエーションに後姿があったりだとかは結構だけど、スクリプトを用いた表現手法も確実にはぴねす!の方が上ですよ。
ぶっちゃけまともに読む気になれないんだよね、まぁ、手に入れた以上楽しまなきゃ損なので何とか見ましたが。
で、肝心の内容についてだけど。
小恋、ななかルートの出来はかなり良いな。
中学生臭いシナリオって言ったらそりゃその通りなのだが、前提として彼らは学生ですー。
そんなんでガキ臭さが抜けないとか言い出すなんてなぁ・・・。
パッケージ見た瞬間に分かれよ、としか。
つまりだ、確かに中学生臭い、青臭い恋愛ドラマだがそれが良いのだ。
特に渉の立ち回りは良い感じで道化で素敵だったな、つかこういうキャラは本当大好きです、ここまで純真な少年は本当珍しい。
ななかルートの態度は、確かに理不尽な怒りではあるのだけど先に小恋をクリアしていると本人的にもやりきれない部分がある、と言うのがわかって面白い。
そのななかルートも、前作のことりと比べ「相手の心が分かる能力」についてより突っ込んだ展開がされていたし、少なくともこの部分は前作に無い要素と前作にあった要素を上手い具合に配合させた結果前作を超える代物となっている。
つかことりの場合単なる超展開なんだけどね。
この二人のシナリオ見ていると、果たして自分がプレイしているのはD.C.か?、とさえ思ってしまうのだから不思議だ、ま、ONE2の時も同じ事を感じていたがこっちは驚きの方が勝ったね。
だからこそなんだなぁ、杏ルートは正直つまらない、ただボロクソに酷評できるつまらなさなんじゃなく惜しい部分が多数あるだけにやるせない。
もうちょっと追い詰めようよ!?、杏の能力だけなかなか消えなくて、周囲が義之の存在を認識できない中杏だけが義之を認識できるとかさ。
ONEそのものだと言えば否定はしないけど、ハナからパクリや超展開の一つ二つで動じる世界観でもないし。
それに押さえ込んだ感情の暴露が杏の場合弱くて、本当に淡々と語っているのだからいまいちだった、起伏が薄いのだよ。
前の二人の場合成熟していないが故の葛藤なり摩擦なんなりが面白かったのだけど、杏の場合義之が達観しすぎていていまいち辛い状況だと思えませんしー。
気が付いたら結構書いているな、まぁ元から評価は高かった訳であるが。
んー、朝倉姉妹でどう動くか、音姉はともかく新朝倉妹は超やる気無いんだけど。