とある魔術の禁書目録 ９巻＋１０巻

ざ〜っと流し読みしました、っつーかラブコメのパターンが同じようなものの上、どうでもいい脇役が増えまくっているせいで日常パートは読む気が起きません。
あと姫神が非常に可哀想なのと御坂妹を出せというのだ。
そのため、主に魔術がらみのパートを攻める訳ですが、これもまた微妙だ。
なんつーか、国家間の戦争で言えば核兵器以上に匹敵するような代物をぽんぽん出しているお陰で世界の価値が相対的に安くなってるにゃー。
つーかこれで何度目だよ世界の危機、アレか、アレなのか、一作ごとに世界を救うファンタジーだとでも言うのかにゃー？
しかしまぁ、とりあえずローマな皆様が反吐吐く悪役だというのは存分に理解できました。
おねーさんな方はキャラ的に好きになれそうだったのだけど目的がすんげぇ陳腐で、しかも最後はヴァン師匠みたいに感情論で正論のフリするから情けない事この上ない。
はっきり言って、あんな陳腐な感情論に対しての反論なんざ無数に形成できますわよ、つーか反論の価値無いくらいにしょぼい、共感もクソもへったくれもありゃしねぇ。
シスターの方は言うまでも無し、まぁ、この世界じゃカトリックの人は、ごく一部を除いて神経腐ってる、って事で。
・・・作者の方、必ず一度はヨハネ＝パウロ２世の墓に頭下げるように。
つか今更気付いたけどこの作品、女性が悪役に回るとやたら不愉快な人格してないだろーか。
アウレオルスさんも一方通行さんもどこか共感できた部分はあったのだが（一方通行は５巻の補完が相当効いた、って言うのもあるが）、８巻の人も大概に言っている事とやってる事が壮大に食い違って見事に論破されやがったし。
しかしだ、今までは何かと理由をつけ人命を救ってきたが、今回初めてじゃない？、人死に。
あー、５巻辺りじゃ天雄さん死んでそうだけど、ともかく、あそこまで豪快に殺してくれると小気味良い。
つか悪役は悪役でもローラさんみたいなタイプの悪役は好きになれそう、あの腹黒さが素敵。
これから様付けしてもよろしいですか？

最後に。
アレイスター＝クロウリーがとてもお茶目な一面を持っていて吹いた。
今世紀最大の魔術師が・・・。